私が経験した唯一の夏バイト

私が経験した最初で最後の夏バイト。高校時代は部活に明け暮れ、短大時代も資格取得に励んでいた私。短大1年だけ夏休みにアルバイトをしました。短大の友人からある日、「めっちゃおいしいバイトあるねん。時給もいいし楽そうやし、近いから一緒に行ってみやへん!募集してない口コミだけのバイトやねん。」と声をかけられました。バイト経験のない私は興味津々で一つ返事で行くことにしました。内容は某大手電機メーカーの工場の作業バイト。いわゆる流れ作業です。女子大生のバイトにふさわしいかどうかは別として、何事も経験だと思い、やることにしました。初日、渡された服装が工場の作業着。そして軍手でした。朝礼前に流れる音楽がカーペンターズの「トップオブザワールド」。今もこの曲を聴くと、あの工場が目に浮かんできます。作業は女子大生には過酷でした。1日中立ちっぱなしでドリルを片手にネジをとめ、汗水たらして働きました。教えてくださる社員の方もやさしい人もいれば、厳しい人も。日に日に仕事にも慣れて約30日間のアルバイト生活が終了しました。就職先が事務職だっただけに、工場の作業を経験したのは後にも先にもこれきりでしたが、私の初めての仕事、初めてのお給料をいただいたのがこちらの会社です。あの時に流した汗、そして「トップオブザワールド」は、今でも忘れられない、いい思い出です。